| 田岡総研文書ファイル |
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| 世界経済が、今までにないパターンで動き出した |
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世界経済が、今までにないパターンで動き出した。 昨年の7月にバブルがはじけた米国経済は、その後テロの影響を受けつつも、世界で1京2千兆円とも言われる巨大デリバティブの焦げ付きを埋める必要から、強気の動きをしてきた。しかし、エンロンを初め大型の粉飾が明るみに出たことから、投資家は、もはやアナリストやエコノミストの話しを信じなくなり、どんなに強気の経済統計が出されても株価は下がる一方の展開を見せている。 日本も同じである。企業業績の発表は必ずしも悪くはないが、日経平均は下がり続ける。係数が経済をコントロールする時代が終わったように見える。 日本政府は不良債権を早期に処理する為、銀行への公的資金再注入を決めたようである。大企業が運用赤字を出している年金基金運用も政府が面倒を見る事となり、RCCによる債権買収額も値上げする事と合わせると、結果的に政府が肩代わりする額は巨大になり、いったいどこにそんな金があるのかと疑問に思う。 もっとも、政府はお金を印刷する機械を持っているから、紙幣をバンバン増刷すれば金は作れるが、そんな事を行なったら、とたんに紙幣の価値が下がり、いわゆるハイパーインフレとなる。 今はどちらに転ぶか、全くわからない時代である。株価も土地もピーク時の4分の1以下になったわけだから、このままデフレが続くと、理論的には物価も賃金もピーク時の4分の1以下になっても不思議ではない。しかし、多くの借金をかかえる者にとって、それは死活問題となる。 もしかしたら、何処かでいきなりハイパーインフレが起こるのではなかろうか。まだまだ先だとは思うが、じりじりとデフレが続いた後に、ある日突然、日本国債の信用が崩壊し(既にその兆候が出始めている)、紙幣が紙屑同然となり、経済はパニック状態になるかもしれない。 そのターニング・ポイントがいつなのかは誰にも判らないが、あるとすれば、ある日突然、急激に訪れるような気がする。 あらゆる常識が非常識になってきている。これからの我が身を守るものは、金でも学力でも社会的地位でも武力・暴力でもない。 大事なものは、本当に信用のできる数人の仲間と、先を見越せる洞察力、各種情報源との緩やかなネットワークによる情報の早期収集、体力と食料の確保かもしれない。 ***** 著作権表示:株式会社田岡総研 田岡將好 ***** この文章をコピーしたり、配布したり、社員研修等で使っても多いに結構ですが、 著作権表示を消さずにお使い下さるようお願いします。(http://www.taoka-s.com) |