田岡総研文書ファイル

「誠実」と「真の仲間」があなたを救う
 大規模な国際紛争、内乱、天変地異、犯罪の激増、経済の一時的クラッシュ、デフレからハイパーインフレへの急転換。今年はそれら全ての事が起っても不思議ではありません。
 戦後55年間、特に高度経済成長期以降の40年間、我々は、なんだかんだと言いながら、食うには困らない生活をしてきましたので、大きな異変があると、対応できないかもしれません。今のうちから心構えは持っておくべきです。
 社会混乱時に正しく生きる為のポイントは「誠実」と「真の仲間」です。
 「誠」は「言う」と「成る」から構成されております。簡単に言うと、「先ず言って、言ったとおりに事を成す」ことであり、「有言実行」とほぼ同じ意味です(詳しくは中国の古典「中庸」に解説されております)。
 混沌とした時代には、多くの人が慌てたり自分の身を守る事ばかりに気をとられ、進むべき道を失い、理想もビジョンも持ちません。そんな時に、理想や方針をしっかりと言う事が、何よりも大切です。現在、政府がいくら改革を行なおうとしても、なかなか進まないのは、改革の後に到来する次の時代の理想やビジョンが明確に示されていないからだと思います。政府の改革のみならず、家庭生活でも、企業でも、友人関係でも、いざと言うときに進むべき道、目的、方針をしっかり打ち出せるかどうかで、生き生きと生きられるか、困り果てるかが決まると思います。
 日本は言霊の国。先ず言葉ありきです。理想やビジョンを言葉に出して、それを成した時に誠(まこと)となります。そしてそれを実行する人を「誠実な人」と言います。
 混乱時にはこの「誠実な人」の回りに人が集まり、そこから新しい社会が生まれます。何も言わず、ビクビクしながら黙っている人ばかりなら、みんな死んでしまうかも知れません。
 また、混乱時には1人で解決できない問題が出てきます。そんなときに真の仲間を持っているかどうかが生死を左右します。真の仲間とは単なる表面的な仲良しチームとは違います。本当にいざと言うときに信頼し合える仲間です。1人でもそんな人がいる人は幸せです。
 真の仲間を得る際に重要な事は、「自分には何ができるか」です。どういう点で他のメンバーに役立つかが重要です。しかも、生死に直結するような有益な技でなければなりません。得意技が無ければいざと言う時の仲間には加えてもらえないでしょう。
 激動の時代の幕開け。「誠実」と「真の仲間」があなたを救う事になるかも知れません。


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